足関節の構造と仕組み
足関節は、𦙾骨と腓骨で形成されるソケットに、距骨がはまり込む構造となっています。
距骨の下後方に位置する踵骨、かかとは、𦙾骨、腓骨と靭帯でつながっており、
広義には、足関節は、𦙾骨、腓骨、距骨、踵骨の4つの骨で構成され、主に、
つま先を上下に向ける動きに関わっています。
関節表面は軟骨と呼ばれる弾力のある組織で覆われ、足関節周囲は、
多くの関節や強靱な靱帯に囲まれていて、衝撃や負担に強い仕組みとなっています。
足関節では、𦙾骨と腓骨が距骨をおさえる働きを補助するように、
くるぶしの上の𦙾腓関節をしっかり固定してやると、捻挫の危険性から
回避できると言われています。
トレッキングシューズをイメージして頂くと理解が早まります。
足関節を構成する骨のうち、距骨は踵側からつま先側へ広がる台形となっています。
この骨形状は、距骨が後方へ動くのを抑制し、前方へ動きやすい状態を作り出しているのです。
そして、前距腓靱帯は、距骨が前方へ動くのを止めているのです。
足首は多くの関節の組み合わせから構成されており、その運動は複雑です。
底屈・背屈を基本に、内転と外転、回内と回外といった複数の動きが無意識のうちに
組み合わさって、内返し・外返しという足の動きを形作ります。
ヒトの足は、立つ、歩く、走ることを目的としており、その機能に合致する構造となっています。
人は、平均的には60kgの体重を載せ、2本の脚で立って歩行し、一生に地球の周囲を4~5回も
歩き回るといわれています。そのためか、老化は、先ず、足から始まるのです。
レオナルド・ダ・ヴィンチは、「足は人間工学上、最大の傑作であり、そしてまた最高の
芸術作品である。」と述べています。
関連記事はこちら
- ACL前十字靱帯損傷
- LCL外側々副靭帯損傷
- MCL内側々副靱帯損傷
- PCL後十字靱帯損傷
- PLS膝関節後外側支持機構の損傷
- SLAP損傷=上方肩関節唇損傷
- アキレス腱断裂
- アキレス腱滑液包炎
- ステム周囲骨折
- モートン病
- リスフラン靱帯損傷
- 下腿のコンパートメント症候群
- 下腿骨の切断、足趾の切断
- 二分靱帯(にぶんじんたい)損傷
- 仙髄神経麻痺(せんずいしんけいまひ)
- 半月板損傷
- 右肘内側々副靱帯損傷
- 右腓骨筋腱周囲炎・右腓骨筋腱炎
- 右腓骨遠位端線損傷
- 坐骨・腓骨・脛骨神経麻痺
- 坐骨神経麻痺
- 変形性股関節症
- 変形性膝関節症
- 外傷性内反足
- 外傷性骨化性筋炎
- 外傷性骨化性筋炎
- 有痛性外脛骨
- 浅腓骨神経麻痺
- 深腓骨神経麻痺=前足根管症候群
- 肉離れ、筋違いと捻挫について
- 股関節の仕組み
- 股関節中心性脱臼
- 股関節唇損傷(こかんせつしんそんしょう)
- 脛骨と腓骨の働き 腓骨の役目
- 脛骨神経麻痺
- 腓腹筋断裂 肉離れ
- 腓骨神経麻痺
- 膝窩動脈損傷
- 膝蓋前滑液包炎
- 膝蓋骨脱臼
- 膝関節の仕組み
- 複合靭帯損傷
- 足の構造と仕組み
- 足の構造と仕組み
- 足底腱膜断裂
- 足底腱膜炎
- 足根洞症候群
- 足根管症候群
- 足根骨の構造
- 足関節に伴う靱帯損傷のまとめ
- 足関節不安定症
- 足関節果部脱臼骨折、コットン骨折
- 足関節離断性骨軟骨炎
- 距骨々軟骨損傷
- 骨盤の仕組み
交通事故・無料相談 弁護士法人前島綜合法律事務所
【受付時間】 10:00-20:00