TFCC損傷 非該当結果から,異議申立により14級9号の認定を受けた事例
TFCC損傷 非該当結果から,異議申立により14級9号の認定を受けた事例
依頼人属性:40代 男性
傷病名:右手首靭帯断裂 (TFCC損傷)
後遺障害:非該当異議申立により14級9号(局部に神経症状を残すもの)
1 事故の態様
小型バイクを運転中,死角から相手方運転の軽自動車が飛び出し,衝突転倒してしま
いました。転倒時右手を強く打ちつけました。救急車にて病院に搬送されました。
2 弁護士の対応
受傷当初は他事務所の弁護士に依頼をしておりました。その弁護士の指導の下,受傷
後半年で症状固定。自賠責保険会社に後遺障害の認定申請をしたところ,非該当の結果
でした。その後かかりつけの病院で受傷部をMRI撮影したところ,TFCC損傷が判明し,
靭帯の縫合術,尺骨の骨切術を行いました。この間尺骨を固定していたプレートが外れ再手術,
抜釘術を含め計4回の手術を行いました。
異議申立手続を弁護士に依頼するも,不信感が募ったとのことで,セカンドオ
ピニオンとして弊所に相談にお越しになりました。弊所においてできることを詳細にご
説明し,現弁護士を解任の上,弊所にご依頼いただきました。異議申立手続きでは,受
傷から現在までの治療状況として,通院先・手術先病院のカルテを添付,
異議申立に至った経緯を詳細に記載しました。
異議申立から2か月後,14級9号の認定通知が届きました。
3 結果
自賠責からの保険金及び既払い治療費を含め約635万円で示談がまとまりました。
異議申立は,結果は覆らないことが多く,本ケースにおいてもそのような状況でありました。
受傷から現在の治療状況・画像資料を添付し,
詳細に説明をしたことで,等級獲得に至ったのだと思われます。
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