治療費等を含む既払金を除いて、約400万円の賠償金の獲得に成功した事例
治療費等を含む既払金を除いて、約400万円の賠償金の獲得に成功した事例
■依頼人属性:40代男性
■傷病名:腰椎捻挫,頸椎捻挫等
■後遺障害:14級9号
1.事故発生
依頼人(神奈川県伊勢原市在住の40代男性)運転の自動車が,自動車専用道を左曲りの緩やかなカーブを走行していたところ、対向車線の自動車中央線をオーバーしてきて衝突したもの。
2.相談・依頼のきっかけ
いまだ治療費が1点25円と高額であるとして、病院の診察代を支払わないという姿勢になったため、今後についてどのようにすればいいのかを相談にきました。
3.当事務所の活動
(1) 後遺障害等級申請もまだの状態でしたので、弊所で資料を集め、後遺障害等級の申請をしました。
(2) 過失割合について、相手方の保険会社は、センターオーバーで双方が走行中ということもあり、依頼者にも過失があることを主張してきました。
これに対し、弊所は、実況見分調書を取り寄せ、相手方の重過失といえる事情を指摘し、交渉にあたりました。
(3) 病院の治療費については、相手方は1点10円で計算をし、差額を依頼者に請求するという姿勢でしたので、病院と相手方の間に立つ形で、依頼者本人に負担をさせないよう、双方に働きかけをしました。
4.当事務所が関与した結果
(1) 過失割合については、相手方も重過失を認め、依頼者を0、相手方を10とする過失割合の交渉に成功しました。
(2) 治療費については、病院側と相手方の双方を譲歩させ、1点15円での計算で、双方合意することになり、依頼者へ負担をかけずにすみました。
(3) 結果として、治療費等を含む既払金を除いて、約400万円の賠償金を得ることができました。
5.担当弁護士の所感(解決のポイント)
依頼人が、相手方保険会社の言い分をそのまま認めていた場合、過失割合や病院代など、自己負担額が増えていたと予想されます。
依頼人自身が納得しないとしても、相手方の保険会社を説得させるのは、証拠が必要になりますが、一般の方々では限界もございます。
また、必要な書類の収集や本来想定されていない病院側との交渉などもあると、慣れていない一般の依頼者の方々には、相当程度の負担があるものと思われます。
裁判例や資料などをもとに保険会社病院側も説明をし、保険会社、病院の双方の譲歩を引き出せたことが本件の解決にもつながったものと思います。
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