外傷性虹彩炎(がいしょうせいこうさいえん)

前房は、虹彩と透明な角膜の間の部分を言い、虹彩は、前房を含む目の前側部分を言います。

交通事故によるまぶた部分の鈍的外傷で、虹彩に炎症が生じると、前房出血を伴い、
羞明や、流涙、強い目の痛み、充血、視力低下などの症状が現れます。

虹彩炎の合併症には、白内障や緑内障、そして虹彩以外の部分への炎症の波及なども予想され、
これらの合併症は視力の低下、ときには、失明に至るので神経質に対応しなければなりません。

治療先は、医大系の神経眼科を選択します。

症状や細隙灯顕微鏡検査の結果で確定診断がなされ、治療は、痛みを伴って痙攣する
茶目=虹彩の筋肉を弛緩させる目的で、瞳孔を開く目薬を点眼し、症状の短期的な改善を目指し、
ステロイド薬の点眼も併用されます。

外傷性虹彩炎の多くは、虹彩の軽度な出血であり、視力障害が軽度であれば、
3週間前後で完全に消失、後遺障害を残すこともありません。

しかし、治療の経過で、前房出血を発症すると、治療が長引き、合併症の危険が増大します。

外傷性虹彩炎は、虹彩毛様体炎、ぶどう膜炎とも呼ばれ、眼の内側の色素に富んだぶどう膜、
虹彩、またはその両方の炎症を意味しています。

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